【成長ホルモン】
ほうほう!何となく知ってる!
成長ホルモン、一度は聞いたことがあるこのフレーズですが、身体を健康に保つのにとってもとっても大切なホルモンです。
成長ホルモンというと一番イメージしやすいのは子供が成長していく段階で必要な成長促進ホルモンだという事。
身体をどんどん作って大きくする。
これは皆さん何となく知ってると思います。
では成人して身長も伸びなくなって(骨の成長が止まって)からはどうでしょうか?
答えは...
ホルモンの量自体は少なくなりますが成長ホルモンは一生涯出続けます。
もちろん歳と共にだんだん少なく(10~20歳がピーク)はなりますので...
「歳とって疲れが取れにくいな~」
とか
「最近仕事や運動した後の回復が遅いな~」
っていう感覚はこの成長ホルモンの減少が一つの理由かもしれませんね。
そして身体を成長させる以外の成長ホルモンの大切な役割が代謝の促進です。
【代謝の促進作用】
※代謝とは
生物体がエネルギーおよび物質を外部から取り込み(同化)、体内で化学的に変化させ、不用なものを外部に放出する(異化)反応の総称。
要は組織(身体)の修復です。
以下が代表的な作用です。
・骨を強くする (骨代謝)
・筋肉をつける (アミノ酸生成・タンパク質合成)
・肌が潤う (アミノ酸・タンパク質合成)
・痩せる (脂肪分解)
・脳のエネルギーを賄う(血糖上昇作用)
他にも電解質の再吸収作用などがあります。
上の項目を見てもらうとわかるのは成長ホルモンの作用は美容と健康に必要不可欠だという事です。
高価な美容商品やサービスを購入するよりも体の中から美しくなれるホルモンのバランスを整える事の方が効果は大きいでしょう。
では成長ホルモンをバランスよく分泌させるにはどうしたらよいのか?
答えは簡単、でもなかなか(私も含めて)出来ていない事(≧▽≦)
①睡眠の質を高める
成長ホルモンの日内変動(一日の分泌量の変化)を見てみると一番分泌量が多いのは睡眠中です。
それも寝入り後の深い睡眠のタイミングで一番ピークになります。
夜更かししたり、眠りが浅かったりするとこの分泌が上手くいきません。
今までもブログで書いてきましたが睡眠が大切の本質はここにもあります。
ちなみに少し前まで言われていたpm10:00~am2:00が成長ホルモンのゴールデンタイムという説
は今は少し変わってきているようで、あくまで寝入りの後の深い睡眠が必要という事のようです。
②適度な運動をする
実は運動した後にも成長ホルモンの分泌が高まります。
ただ単に散歩などの緩い運動では効果が薄くてある程度負荷をかける必要があります。
かと言って激しすぎる運動は身体を酸化させる原因にもなりますので、筋トレやインターバルトレーニングなどが理想かもしれません。
とは言え軽い運動でも睡眠の質は高まりますので無意味ではありません。
リフレッシュにもなりますから、やらないより100倍良いですね(^o^)
③適度なストレスも必要
人間にはストレスも必要です。
過度なストレスは身体を削ります(実際にタンパク質などが削られて疲弊します)。
しかし適度な良いストレスは成長ホルモンの分泌を促します。
いろんなことにチャレンジしてドキドキするのも大切なんですよ(^_-)-☆
④空腹の時間を作る
あ~、耳が痛い(≧▽≦)
要するに食べ過ぎないという事です。
先述の日内変動で夕方16時くらいにホルモンの分泌量が上がります。
この時間に満腹の状態だと成長ホルモンはあまり出てきません。
なぜなら成長ホルモンをコントロールする脳の視床下部という器官は血糖が下がったことを感知してホルモン出せ~!という指令を出します。
さらに空腹時には胃からグレリンというホルモンが出てきます。
これも脳の下垂体という器官を刺激して成長ホルモンの分泌を促進させます。
お腹が空いたらおやつ食べて、口さみしくなったらパン食べて~みたいな生活していませんか?
私はしています( ノД`)シクシク…
これだと視床下部がホルモン出さなくてもイイよね~っていう事になり分泌が抑制されます。
いかがでしょうか?
結局は規則正しい生活習慣が大切ですよ!と言ってるだけの記事になりましたが、でも逆に考えると健康と美容のために今日から簡単に出来る事ばかりなのでちょっとチャレンジしてみようと思っていただけたら幸いです。
人生で一番若い今日という日からちょっとずつ習慣を変えていけたら10年後は大きく差がつくのではないかと思います。
もしも参考になりましたらうれしいです。