行動経済学の使い方という大竹先生の本を読んでますが...
結構手強い(^^;)いわゆる波にまだ乗れていません
お蔵入りしませんようにww
最近は姿勢をすごく意識するようにしています。
患者さんにはいつも言ってるのに自分は出来てるのか?とふと気が付きまして(^^;)
でもずっと姿勢を意識するって難しいんですよね。
それに意外に腹筋や背筋を使うので疲れる。いかに普段姿勢が悪く筋肉をうまく使えていないかがわかります。
でも姿勢が少し良くなるだけで見た目にも、身体バランス的にも激変しますよね。
自分が実践してより良いアドバイスが出来るように続けてみます。
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40代男性
左脚のしびれ感
2週間前から左臀部からふくらはぎにかけてのしびれ感あり
ずっとではないが同じ姿勢が続いたり無理をするとしびれ感が出る
常にお尻から太もも後ろあたりの違和感はあり
原因は(後から考えれば)前日に座って作業している時間が長かった事くらい
下肢のしびれでまず疑われるヘルニアなどのテストは陰性
が、上向きで下肢挙上テストは少し痺れ感あり→そのまま下肢を内転させると痺れが少し増大
知覚テストは問題なし
腰から臀部の筋の緊張が強い
身体を前屈してもらうと左臀部から下肢のハリ感
施術は
臀部(特に中殿筋と梨状筋)リリース
骨盤の調整
股関節の調整
身体全体のバランス調整
【所感】
2週間前に長時間座位が続いた後にお尻から下肢の違和感、しびれなどが出てきたとの事。
考えられるのはずっと悪い姿勢で座っていたことによる骨盤の歪み、それに伴い殿筋の過緊張や股関節の歪みなどが発生したと思われます。
特に左側の仙骨という骨が傾いていたこと、股関節に関係してくる大腿骨の大転子という部分が外後方に引っ張られていたことなどからお尻の奥の方の梨状筋といわれる筋肉が縮こまって過緊張しているのではと推測しました。
臀部を触ってみると中殿筋と梨状筋の過緊張がありましたので、これを緩めました。
この事で違和感はかなり軽減しましたので周りの歪み調整をして終了しました。
脚のしびれなどはヘルニアを想像されることが多いと思いますが、この梨状筋による坐骨神経の圧迫が原因で脚に症状が出てしまう事がよくあります。
病院でヘルニアと言われたという方にもこれがみられることもあります。
今回のように梨状筋の緊張がメインの原因になっている場合は比較的良いのですが、これに腰椎の問題などが重なってくると複雑になってきます。
さらに腰椎の問題が原因で臀部が過緊張を起こしてしまう事もあります。
そういう意味では今回は良かったと思います。
まずは他の重大な問題(ヘルニアや脊柱管、その他の病気など)が隠れているかもしれないと常に注意しつつ、考えられることを一つ一つ確認していくことを大切に施術をしていこうと思っています。
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