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先日来店のあった膝痛の症例を紹介します。

 

50代女性　普通体形　運動歴なし

 

GW明け頃から右膝痛あり

 

突っ張るような腫れ感があるような...曲げるのが痛い、曲げにくい

 

階段を上がる時に痛いなど

 

 

整形外科にも行かれてレントゲンも撮ったが特に異常なしと言われた

 

水も溜まってないですよと。使い痛みでしょうと。

 

 

痛み発生から2か月近くなるが痛み変わらず。

 

お風呂などで温まると少し楽。

 

膝を触ってみると熱感はないが左に比べると少しむくんでいるような感じ。

 

圧痛はなし。いわゆる関節液が溜まっているような感じでもない。

 

 

膝の検査（靭帯など）でも大きくプラスにはならない。（動かすことで多少の痛みはあるが）

 

膝に関係のある大腿四頭筋、下腿三頭筋~膝裏、の緊張がある

 

姿勢は反り腰、猫背、巻き肩

 

 

 

 

以上の事から施術はまずはこれ、姿勢のバランス調整

 

特に腰の過前湾と骨盤の反りを調整、背中を起こして重心を真ん中に

 

膝のお皿の動きが悪くなっているので軽く動かすモビリゼーション

 

大腿四頭筋、ハムストリング、腓腹筋などのリリース。特に四頭筋が悪い。

 

 

以上で屈伸はほぼ出来るように改善

 

後は股関節調整と肩関節の調整などをして終了

 

 

 

仕事の事、家庭のことなどで目まぐるしいこの数か月を過ごされたようで疲労がたまっていたこと、身体のバランスが崩れて右下肢に大きな負担が掛かっていたこと、それによって大腿四頭筋が過緊張を起こしていたことなどが膝痛の原因になっていたと考えられる。

 

その場では改善したが腰から骨盤、筋緊張などはまだ残っている（慢性化している）部分もあるので一週間後もう一度来店してもらう事に。

 

 

膝の痛みは老化による変形性関節症を始め靭帯や半月板損傷、側副靭帯や十字靭帯などの問題など、様々考えられますが、今回は比較的改善しやすい筋肉と関節のフィクセーション（可動性の減少）の問題が大きかったようです。

この場合は過緊張している筋肉を緩めて関節に動きをつけてあげる事が大切です。

同時にそこに負担が掛からないように上半身のバランスを改善することで膝に掛かる負担がぐっと減りますのでそこも忘れてはいけません。

この患者様もこのままスッキリしていただけると良いのですが、経過を観察中です。

 

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