昨晩は抹茶のお稽古に行ってきました。
いつまで経っても上達しませんが(^^;)、このお茶の時間は気持ちをリセットできる大切なじかんです。
6月のお菓子【水無月(みなづき)】が美味しかった
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今回は先日来店された【手のしびれ】の方の例をお知らせします。
40代女性 デスクワーク
2か月ほど前から手のしびれあり 同時期から肩こりもひどくなったような気がする
ずっと痺れているわけではなく楽な時もある
仕事をしているとしびれが出てくる
手を上に上げるとしびれる気がする
お風呂でゆっくりしたりすると少し和らぐ
姿勢は猫背、巻き肩、ストレートネック
触診すると肩周り特に上部僧帽筋の盛り上がり、頸椎の可動域の減少と回旋変位があります
肩を持ち上げてみると左右ともに重たい、そして耳に付くまで上がらない。
手のしびれでまず考えなくてはならないのは脳などの問題
問診の時の言動や動きなどもしっかり観察しながら少しでも疑われれば病院へ行くことをお勧めする場合もあります。
そしてヘルニアや頸椎症などの頸椎の神経圧迫があるかどうか?
次に胸郭出口での圧迫はないか?
さらに肘や手首などの問題はないか?
などなど沢山の事が考えられます。
今回の女性に関しては上記のような問診での回答、あるいは整形学検査などの結果を考えると頸椎にも歪みがありますが、それよりはその先の頸肩部、胸郭出口、もっと言えば肋骨と鎖骨の間と小胸筋のあたりに大きな問題があるように思いました。
施術は
①胸椎の調整(背中の可動域を上げるためと猫背の改善のため)
②股関節の調整
③小胸筋のリリース
④肩関節の調整
⑤肩甲骨の動き改善
⑥第一肋骨と鎖骨の調整
⑦頸椎の調整
⑧その他
以上でその時の違和感、かるい痺れ感はほぼ取れて軽くなり腕の挙上も改善しました。
ただまた根を詰めて仕事をしたらどうか?日にちが経ったらどうか?などはまた様子をみて教えて頂くようにお伝えしました。
今回はいろんな原因はありますが、上記の
⑥第一肋骨と鎖骨の間で腕に行く神経が少し圧迫されていたこと
⑦頸椎の変位がありそこでも神経に圧迫があったのではということ
この2点が一番の原因であったのだろうと判断しました。
手のしびれの中にはヘルニアなどのようになかなか難しい場合も多いですが、それとは別に肩首周りのちょっとした歪みなどで思わぬ神経圧迫が起こりつらい症状を出すこともあります。
まずしびれがひどい場合はやはりまずは病院にてレントゲンやMRIを撮ってもらうべきだと思いますが、それでも問題ないと言われる場合もありますよね...
病院で問題ないと言われたのに痛い、しびれるというのは良くある話ですが、そんな時は画像には写らないところ(筋肉や関節の動き)に問題があることもありますのでご相談ください。
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