肩甲骨が大切大切って言うけど、なんで?って思いませんか?
肩甲骨は背中にある天使の羽のような形をした骨です。
肩や腕の動きを補完し、身体を安定させ身体と腕を繋げています。
今日はこの中でも、腕を上げる 時の肩甲骨の動きについて書いてみます。
まずは下の写真をご覧ください
腕を下ろした気をつけの姿勢の時
肩を真横に上げた時
この時、肩の関節の動きだけで腕が上がっているように見えますが、実際は肩の動きだけでなく肩甲骨が外側に動いています。
(肩関節60度:肩甲骨30度)
肩(腕)を真上に上げた時
この時も同じです。
肩の動きに加えて肩甲骨がググッと外側に動いています。
(肩120度:肩甲骨60度です。2:1の比率ですね)
肩甲骨の動きが重要
上のような肩関節と肩甲骨が2:1の比率で動くことを肩甲上腕(けんこうじょうわん)リズムと言います。
肩と肩甲骨が力を合わせて協調して動くことがスムースな肩の動きにつながります。
つまり、肩こりなどで背中がコリコリになったり猫背になると肩甲骨周りが硬くなります。
そうすると肩甲骨の動きが悪くなりこのリズムが崩れると、腕が重く挙げにくくなったりします。
40肩などの時には痛みの為このリズムが崩れてしまいます。
痛みをかばっているうちに肩甲骨周りのコリも強くなるため悪循環になってしまう事もありますので、肩甲骨の周りを緩めると楽になることも多いです。
大事なことは肩甲骨がスムースに動く状態を保っておくこと。
ストレッチや普段の姿勢で猫背にならないように意識することも大事ですね。
そうすることで肩こりや痛みを予防し、健康になりたいですね(^^)