体の歪み…
姿勢の悪さ…
肩の高さが違う…
一口に姿勢が悪いと言ってもいろいろ
正面から見て姿勢が悪いのか?
真横から見て悪いのか?
…
今回は正面から背骨をみた時に歪みが出ている場合についてお話します。
一般的に背骨が左右に歪んでしまう事を側彎(そくわん)と言います。
歪みの程度がひどくなると側彎症。
この側彎症には二種類あります。
一つ目は【構造性側彎症】
これは先天的な骨の奇形や筋肉、神経の病気、さらには原因不明などにより骨の形そのものが歪んでしまいます。
ひどくなると、肩の高さが大きく違ってきます。
背中の歪みが大きくなり、見た目にも背中の盛り上がりが違ってきます。
この構造的側彎症の場合、治療は非常に困難でひどい場合は装具治療や手術(最近では少なくなっています)などが行われることもあります。
カイロプラクティックでも、残念ながらなかなか良い結果を得ることは難しいです。
二つ目は【機能性側彎症】
これは二次的な側彎症であり、その原因として例えば
・日常の悪い姿勢
・骨盤の歪み
・背骨のズレ
・大腿骨折や股関節の問題などによる足の長さの左右差
・腰痛などの痛みをさけるため
・その他もろもろ…
その機能性側彎の場合はその元になる原因を取り除くことが出来れば改善できます。
カイロプラクティックでも骨盤〜脊柱を整え、筋肉の緊張を緩めることで良い結果を得られる事が多いです。
この構造性側彎と機能性側彎を見分けるのに有効な方法があります。
身体を前屈させて後ろからその背中を観察した時、構造的側彎の場合は背中は歪んだまま、背中の高さが左右違います。
一方機能性側彎の場合は前屈時に側彎は消失し背中の高さも左右揃います。
ちなみに構造的な側彎の場合でも、それが原因になり腰痛や肩こりがひどくなる場があります。
その場合は、カイロプラクティックがとても有効です。
※ 気をつけなければならないのは、構造的な側彎症を早期に発見すること。
特に子供さんの体が歪んでいると思ったら、早めに整形外科で診てもらう事が大事です。
新屋カイロプラクティック